【耐力面材】チキチキ水中耐久レース!

耐力面材ってご存知ですか?

こんにちは!

住宅の構造体は、柱や梁などの木材をイメージされると思いますが、それだけではありません。

耐力壁と呼ばれる、強度のある壁を入れないと、建物が風や地震に耐えれません。

現在、木造住宅の主流としては、柱と梁を対角線上に筋かいという部材を入れる方法が一般的です。

もうひとつに、耐力面材といって板状の構造材を壁面に張る方法も多くなってきています。

 

耐力面材と一口に言っても、木質系と無機質系があってそれぞれ長所短所があるようです。

でも、耐力面材って自然のものではないので、どんな性質なのかいまいちピンときませんよね。

いかんせん見た目では、水に弱そうな材料のため、施工上大丈夫なのか心配になってしまいます。

そこで今回は”耐力面材っていろいろあるけど、はたして水に対して強いのかどうか!”を簡単ですが実験したいと思います!

 

耐力面材の特徴とは?

今回たまたま手元にあった耐力面材を実験します。まずは、簡単に特徴を。

 

① ノダ ハイベストウッド

木質系の構造用MDF。面内せん断力が強い。水濡れに強く、釘の貫通強度も高い。

見た目が安っぽい。

9mm厚で壁倍率2.5倍。使用する釘によって4倍に。

 

② ノボパン STPⅡ

木質系の構造用パーティクルボード。面内せん断力が強く、水濡れに強い。

透湿性能がやや劣る。

9mm厚で壁倍率2.9倍。

 

③ ダイケン ダイライトMS

無機質系の耐力面材。無機質なので、腐りにくく白蟻に強い。鉱物などが原料なので耐火性能が高い。

また、透湿性能が他より優れている。欠けに弱く施工時に注意。

9mm厚では壁倍率2.5倍。

さて、木質系は水濡れに強いとありますが、はたしてそうか・・・

いざ、水に沈めてみます!!!

 

チキチキ水中耐久レース!

耐力面材水中耐久レース1日目

左から①ハイベストウッド、②ノボパン、③ダイライトです。

水をかけてみると、ハイベストウッド、ダイライトともに水を弾きました。

とりわけハイベストウッドはよく弾きます。これから、5日間水没させておきます。

水を弾くハイベストウッド

 

2日目

水中耐久レース2日目

特に変化はないです。

 

3日目

水中耐久レース3日目

色が多少変化しています。

 

4日目

水中耐久レース4日目

色が濃くなりました。取り出して、表面をさわってみましたが、特に変化なし。

5日目

水中耐久レース5日目

取り出してみます。色が変わって、表面は水を吸ったなぁーという感じ。

水中耐久レース取り出し後

しかしふやけた様子もなく、曲げようとしてみても強度がしっかりしていて頑丈でした。

ダイライトは、やや柔らかくなった印象です。

 

乾燥後

水中耐久レース乾燥後

充分に乾燥を待ってみました。強度も問題なし。ダイライトも概ね元の堅さに戻っているようです。

 

結果まとめ

耐力面材といえば構造用合板をイメージしてしまい、水に沈めれば膨張したり、強度がすぐに落ちると思っていましたが、そんなことはなく。

多少の水濡れは全然問題なし。ダイライトは他よりも水に弱いですね。しかし、5日間も水中に入れて大丈夫なら充分ではないでしょうか。

もちろんメーカーがしっかり開発したものなので当たり前ですが、自分の目で確認すると安心します。

しかしながら、現場で雨に濡れないように施工するのは重要です。

耐力面材は釘の固定に頼っている部材です。膨張したり強度が落ちれば、住宅の耐力壁として機能しませんので心配でしたが、大丈夫そうです!

 

孤独な曝露実験もやってみます・・・結果は、何年後?

ハイベストウッド曝露実験


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