こんにちは!
めっきり寒くなってきました。いよいよ師走に入り、忙しない時期になります。
また、インフルエンザも猛威を振るっているようですので、みなさまお気を付けください。
さて、寒くなってきたところで、タイムリーな断熱材の話をしたいと思います。
少し前に、断熱材のセルロースファイバーをつくる工場へ見学に行きました。
セルロースファイバーお利口さん
セルロースファイバーとは、新聞紙を再利用してつくる断熱材です。
新聞紙を再利用するので、製造エネルギーとしては省エネになります。もとは木ですから、自然素材です。
紙なら燃えるじゃないかと思うかもしれませんが、ホウ酸などを混入させることで、燃えにくくなっているのです。
そして、紙なので調湿効果も期待されます。湿気を吸ったり放出したりすることで、壁体内で結露することを防止するそうです。
この工法では、驚愕の壁体内結露20年保証があります。メーカーとして、かなりの自信がうかがえます。
それもそのはず、責任施工のため、しっかり研修した資格のある方が行わなければいけません。
セルロースファイバー特徴
セルロースファイバーの特徴として、以下のようなことがあげられます。
・断熱性
吹き込み式で断熱欠損もほぼない。
・調湿効果
木質系なので、湿気を吸放出する。
・吸音性
触ればわかりますが、ふかふかで吸音性が高いです。
・安全
ホウ酸は自然界のいたる所に存在しているものです。もちろん我々も口にしています。そして、燃えにくく有毒ガスを発生させません。
・防虫効果
ホウ酸は防虫効果があります。
なんと夢のような断熱材ですね。
デメリットは、コストです。ただ省エネや健康のためを考えれば、デメリットでなくなりますね。
製造 ― 実演 ― 燃焼実験
製造前はこんな感じ。ここのセルロースファイバーは、チラシなど不純物が入らないように、擦り損じた新聞紙などを仕入れるようにしているようです。
吹き込み実演をみてきました。専用のシートを貼って、壁の中にセルロースファイバーを吹き込んでいきます。
結構パンパンに吹き込んでいたのが驚きました。これなら沈下の懸念はなさそうです。
そして、バーナー燃焼実験です。
セルロースファイバーは、炎があがりません。焦げる程度でした。そして、中までは焦げてない。
そして、ふかふか。
あったかそう!
いろんな断熱材がありますが、セルロースファイバーはお利口さんです!
断熱が気になる方はご相談ください!
住まいについてご参考になれば幸いです。
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